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添乗日記

主任添乗員

旅程管理者」の免許も無事交付され、晴れて私は「主任添乗員」となった。

だからといって、すぐに一人でツアーを受け持つかというと、そういうわけではない。

しばらくは、先輩添乗員との2台口、3台口、というツアーが続く。

私の場合2月に採用され、3月から添乗開始、4月に免許交付という流れで、割合とんとん拍子に事が運んだように思う。

6月のある日、アサイナーと呼ばれるスケジュール管理者と課長に呼ばれ、「ハワイ添乗」に行くように告げられた。

ハワイ?」

そんなぁ、バカな!
国内添乗でも一人で行ったことがないのに、
いきなり海外添乗なんてありえない。
冗談はやめにしてください。
他の人が適任ですよ(私、英語が話せないんです!)。
パスポートも切れてるし(っていうか取った事もないし)。

あれこれ言い訳してみたが、もちろんすべて却下された。

かくして、初海外添乗は7月の4週目に行く事にいとも簡単に決まり、これが私の「主任添乗員」として初めてひとり立ちするツアーになってしまった。

ハワイ行きが決まってからは、ただ不安と緊張の毎日だ。
ありとあらゆるガイドブックを読み漁り、先輩添乗員に、レクチャーしてもらうがピンと来ない。

で、結果、、、

「なんとかなるさ、なるよね?」

と自分に言い聞かせ、開き直りの心境で「ハワイ添乗」に望む事になる。

後で、アサイナーから聞いた話。

シリーズ物ハワイツアーで、私が出発する前後にもツアーがでているので、とりあえず現地に送れば後は、周りがカバーするだろう。それに、添乗員付きツアーが全盛期の頃で、人手が足りず、はっきり言って「賭け」だったらしい。

こちらも、かなり開き直りのアサインだったのね。

教訓

添乗員は、添乗先を選べない

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